筋膜ストレッチ
腰痛、背中の痛み、脚の痛み、股関節痛
腰、背中、脚の筋緊張
脚のむくみ
股関節が硬い(体の関節が硬く動かしづらい)
ヒザ関節痛
肉離れ予防
柔軟性
こむら返り
足底筋膜炎
猫背
セルライト解消
代謝促進が悪い
下半身が冷える
運動パフォーマンスを向上させたい
筋力アップしたい
股関節、ヒザ関節、足関節の可動域を広げたい
筋膜とその働きとは
筋膜とは、全身の筋肉の筋線維1本1本覆っているカバーのような薄い膜のことです。筋肉の柔軟性を助け自在に伸縮し動きを保つ、また筋肉の形を整えています。そして筋肉だけでなく肺や心臓など、あらゆる内臓器官をボディースーツのように包んでいるため、頭から足先までひと続きにつながっているとされています。故に「第二の骨格」とも呼ばれることもあります。
筋膜には5種類あり、皮下と脂肪組織の下にあるのが「浅筋膜」、深層筋の所に「深筋膜」、筋肉を覆っている「筋外膜」、その中に入り込む「筋周膜」、そして筋繊維一本一本を包みこむ「筋内膜」が存在しています。 全ての筋膜が自在に動く事によりパフォーマンスが発揮されるのです。
なぜ筋膜ストレッチが必要なのか
筋膜はほぼコラーゲン組織で構成され、85%は水分です。日常生活の中で水分補給が不足したり、長時間のパソコン作業やデスクワークなどで同じ姿勢を続けると、筋肉の疲労が蓄積され柔軟性が低下してきます。そうなると筋膜同士が癒着を起こし、硬くなることで筋肉の動きを阻害します。
背中や腰、肩の痛みはこういった筋肉の硬直化した状態に、更に、負担(仕事や家事)をかけることによって引き起こされ、これが悪くなると五十肩、腰椎椎間板ヘルニア、頸椎ヘルニアに繋がる恐れがあります。
こうなることを防ぐためにも、筋膜ストレッチで硬くなった筋肉に柔軟性を持たせ、癒着を引き剥がす必要があるのです。
筋膜が正常でないとどんな症状が起きるのか
筋膜の性質は張りのあるコラーゲンと、ゴムの様に弾力に富んでいる少量のエラスチンで構成されています。そして繊維質が2種類網目状に交差し筋膜全体に張り巡らされた構造になっていることにより筋肉の柔軟な動きと、パフォーマンスを保つことが出来ています。
ところが身体の一部に仕事や日常生活などで集中的に負荷をかけてしまうと、コラーゲンとエラスチンがこすれよじれ、そして寄り集まってしまい、そのような状態になると筋肉筋膜内に存在する水溶性の水分に粘質性が生まれてしまいます。こうなると、筋膜の上に存在する上皮細胞や皮下組織、下に存在する筋肉の動きが悪くなり、柔軟性やパフォーマンスが低下してしまいます。これが凝りや痛みの出る本質的な理由です。
しかも筋膜は、ボディースーツのように身体全体の筋肉に巻き付くように覆いながら、隣の筋肉からその次の筋肉へと、繋がっています。どこか一部位でも緊張や癒着が起きてしまうと、筋膜の繋がりのニューロンを介して離れた部位にも影響が及びます。よって頸部の筋膜の異常によって、腰部が痛くなるといった例も珍しくありません。
当院の筋膜ストレッチ(筋膜リリース)とは
当院の筋膜ストレッチは下半身を中心におこないます。
下半身は身体の土台でもある部分で、そこで筋膜が癒着してしまうと身体全身に影響が出てきます。また大腿部の筋肉は身体の中でも力強い筋肉で、筋肉量も多い所なので長時間同じ姿勢でいると、硬直化しやすく脚の怠さ、腰の痛みに発展して行きます。
当院の筋膜ストレッチは勿論下半身の痛みやむくみ、こむら返りには有用な施術法ですが、腰痛にも効果的です。腰部の筋肉は大腿部の筋肉と臀部の筋肉から繋がり影響を受けやすい構造になっています。長時間同じ姿勢、デスクワークや運転などを繰り返していると、臀部の中臀筋や大臀筋や梨状筋が圧迫され繊細な筋膜が押しつぶされ歪み、癒着や捻れが発生します。また大腿部の筋肉である大腿四頭筋は伸ばされ、ハムストリング群は収縮してしまいます。そうなると、腰部や背中、肩にまで影響を与えてしまいます。
故に当院の筋膜ストレッチは全身に効果的で、根本的な改善・予防も期待できる施術になります。
その施術をうけるとどうなるのか
当院の筋膜ストレッチは筋膜の癒着を引きはがし、患者様本来のパフォーマンスを引き出し、腰痛の緩和や肩こり解消、筋膜炎の予防等日常生活で起こり得る身体の症状の改善がみられます。
筋膜の癒着が改善されると、血液の循環も改善されていきます。そこからのつながりで、美容効果も期待出来ます。キーポイントは「血液の循環が良くなる」ということです。筋肉が硬直し動きが鈍くなると、リンパの流れも滞ります。故に老廃物が関節部や足先等の末端に溜まり、むくみを引き起こします。
また血流が改善されると、基礎代謝が上がることが期待されています。基礎代謝が上がっているということは、瘦せやすい体質になっていると考えられます。さらに食事制限や運動と一緒に筋膜ストレッチを行えば、相乗効果が期待できるかもしれません。
施術頻度は??
慢性の肩こりや腰痛をお持ちの方は、日常生活で筋肉や筋膜にかなり負担がかかる仕事をしていたり、無理な姿勢などで家事をこなしてしまったりなどをされている場合が多いです。これは身体の歪みが癖になっていますので、日常的な負担の割合によっても変わって来ますが、一回施術して全てが改善するものではないです。1回ストレッチしてもまた戻ってしまう事は多くの方であります。そのような方は、定期的に筋膜リリースを受ける事をお勧めします。
筋膜や筋肉の生まれ変わりは約90日周期と言われています。故に理想的なペースとしては週に2回以上、90日間続けられるのが、症状改善の1番の近道になります。
筋膜ストレッチは手技療法などと併用すると効果的です。