片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
頭痛が起きると吐き気がしたり、吐いてしまうことがある。また、下痢をすることがある。
頭痛が起きると光や音に過敏になり、目を閉じていたくなったり、大きい音を聞くと頭痛が悪化する。
歩いたり、階段の上り下りなど日常的な動作でも痛みが悪化し、酷いときは動けなくなってしまう。
お風呂に浸かっていると痛みが悪化する。
頭痛が始まると、数時間から長いと2、3日痛みが続くことがある。
仕事に支障をきたす程の強い痛みが起こることがある。
片頭痛で知っておくべきこと
片頭痛とは、何らかの原因で血管が拡張し、大量の血液やリンパが流れ込むことで生じるズキズキとした拍動性の痛みが特徴的な頭痛です。片頭痛を引き起こす要因は多く、ストレスや飲酒、生活習慣の乱れ、気候や気圧の変化、女性ホルモンの関与などが挙げられます。
気候の変化やホルモンバランスについては自分で調整することが難しい場合がありますが、それ以外の要因については、規則正しい生活を心掛け、十分な睡眠を取ること、ストレスをうまく発散することなど、対処法がいくつかあります。
症状がひどくつらい場合は、病院を受診し、原因に合った薬の処方をしてもらいましょう。
症状の現れ方は?
片頭痛は、働き盛りの男女に多く発症し、仕事に影響が出るほどの脈打つような痛みが特徴です。片頭痛の現れ方にはさまざまな要因があります。
まず、睡眠不足や寝すぎが片頭痛の引き金となることがあります。この影響により、日常生活に支障が出ることもあります。また、片頭痛に伴って吐き気や嘔吐が現れる場合もあります。これは、片頭痛が消化管にも影響を及ぼすためと考えられています。
さらに、においや光、音に対して敏感になることもあります。普段は気にならないような刺激が片頭痛によって敏感に感じられ、暗く静かな場所に行きたくなる方も多いです。また、ストレスによって片頭痛が現れることも多く、仕事などでストレスが溜まると突然片頭痛が発症することがあります。
その他の原因は?
片頭痛がなぜ起こるのか、そのメカニズムは完全には解明されていません。しかし、複数の誘因が引き金となり、痛みを引き起こす物質が分泌されることで炎症や血管の拡張が生じ、頭痛が起こるとされています。
片頭痛の引き金となる誘因としては、体質や遺伝的な要素、ストレス、睡眠不足や寝すぎ、飲酒、光、音、においなどの刺激、月経周期、天候など、さまざまなものが挙げられます。また、エナジードリンクやコーヒーなどに含まれるカフェインを毎日大量に摂取すると、カフェイン中毒が生じて頭痛を引き起こすこともあります。
実際にどれが誘因となるかは個人差があり、これらの誘因が複数重なることで片頭痛が生じると考えられています。
片頭痛を放置するとどうなる?
片頭痛に長年、適切な治療を行わず放置すると、加齢に伴い片頭痛自体は軽減することがありますが、その後、難治性の浮動性めまいや頭痛、頭重感、耳鳴りなどが発症することがあります。また、片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー病などの認知症のリスクになる可能性があるというデータもあります。
普段から頭痛で休養が必要なほど日常生活に支障が出ている場合や、月に10回以上痛み止めを服用するような場合には、適切に診断と施術を受けることが望ましいため、早めに受診をおすすめします。頭痛によって市販の鎮痛薬を週に2日以上服用する状態が3カ月以上続いている場合は、脳神経内科や頭痛外来のある病院を受診することをおすすめします。
当院の施術方法について
当院での片頭痛に対する施術方法は、「鍼灸」と「ドライヘッド矯正」を組み合わせて行っています。片頭痛は、脳の血管が急激に拡張することで引き起こされる頭痛です。原因としては、ストレス、寝不足、気圧の変化、月経周期に伴う女性ホルモンの影響、自律神経の乱れなどが挙げられます。
「鍼施術」では、頭部や頸部のツボを刺激し、筋肉のコリを緩和することで痛みの軽減が期待できます。また、ストレスの緩和や自律神経のバランスを整えるためのツボも刺激し、身体全体の調整を行います。
「ドライヘッド矯正」は、頸回りの筋肉を緩める効果と、頸椎の歪みを整える効果が期待できるため、片頭痛の軽減におすすめの施術方法です。
改善していく上でのポイント
片頭痛の軽減には、生活習慣の見直しも重要なポイントです。医療機関でも、薬の処方だけでなく、患者さん一人ひとりに合った生活指導が行われています。
まず、規則正しい生活を心がけましょう。睡眠は長すぎても短すぎても片頭痛の原因となりますので、自分にとってちょうど良い睡眠時間を見つけることが大切です。
ストレスをうまく発散することも大切です。仕事などでストレスが溜まりがちな方は、別の時間で集中できる趣味を持つことをおすすめします。痛みがないときは、適度な運動も効果が期待できます。
片頭痛の引き金となる要因を避けることも重要です。例えば、発作時に光が気になる方は、普段から光に敏感な場合が多いです。そういった方は、サングラスや調光レンズ入りのメガネを使用する、帽子をかぶって光を遮るなど、強い光を避ける工夫をしましょう。
チョコレートやチーズなど、片頭痛を引き起こす可能性のある食品もありますが、必ずしも食べたら片頭痛が起こるわけではありません。無理に避ける必要はありませんが、赤ワインをはじめとするアルコールは片頭痛の引き金になることがあるため、控えることをおすすめします。