坐骨神経痛
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坐骨神経痛とはお尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて症状が出ます。
痛み
シビレ
強い張り感
締め付け感
熱感
など様々な症状があります。大体の方はお尻、太ももの後面の一部分にのみ痛みが出る事が多いです。ですが症状に進行度によっては下肢全体、足先にまでシビレなどが出る事があります。少しでも症状が当てはまる方、以前似た様な痛みがあった方がいましたら、日常生活に支障をきたさないよう一度確認が必要となってきます。 -
坐骨神経痛に対する当院の考え
当院での坐骨神経痛に対する考えは坐骨神経とは末梢神経の中で1番太く、長い神経となっていて腰椎から足の先まで続いています。また、主に「運動神経」、「知覚神経」、「自律神経」の3つの神経で構成されています。坐骨神経に問題が起きるとバランスよく歩く事が出来なくなったり、坐骨神経痛の主な症状である、痛み、シビレ、感覚異常が起こってしまいます。さらには、排尿障害なども起こってしまうと保存療法では改善が難しく手術が必要になってしまい日常生活にかなりの支障をきたしてしまうので早めの改善治療がとても重要になってきます。
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坐骨神経痛を放っておくとどうなるのか
坐骨神経痛を発症し放っておくと、最初に段階では痛みがずっと続かない方もいますし、そこまで症状がキツくない方もいらっしゃいます。ですが症状を繰り返していくうちに痛みやシビレが強くなっていきます。その場合、歩行困難や椅子から立ち上がることが難しくなってきます。立っていても、座っていても症状が消えない事もあり日常生活に支障をきたしてしまう可能性があります。また、排尿・排便障害など重篤な症状が現れる事もありその場合は手術が必要となってきますので、少しでも違和感を感じた場合や初期段階での治療がポイントとなってきます。
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坐骨神経痛の軽減方法
坐骨神経痛の主な原因は「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症」となっています。また若い方だと「梨状筋症候群」が考えられます。腰椎椎間板ヘルニアだとSLR検査や前屈での陽性反応が見られるので、重労働や激しいスポーツ、長時間のデスクワークなどで腰に負担がかかってしまう事が原因となります。腰部脊柱管狭窄症では後屈で陽性反応が見られ、主な原因が加齢となっており発症者は50歳以上が多いとされています。特にこれが原因だというものがないので腰に負担をかけずストレッチを行い筋肉を緩めてあげるのが1番の改善方法です。
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坐骨神経痛の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
当院で坐骨神経痛の改善に効果的な治療メニューは3つあります。
1つ目は「EMS(電気治療)」です。症状が出ている場所に対して刺激を与えられ、また広範囲に電気を流す事が出来るのでおすすめです。
2つ目は「鍼治療」です。鍼は電気よりも症状が出ている場所にピンポイントで刺激を与える事が出来ます。ですが鍼には独特な響きというものがあるので鍼治療に対して抵抗がある方もいます。その方は電気治療がおすすめです。
3つ目は「筋膜ストレッチ」です。加齢と共に背骨や筋肉が緊張しやすいのでストレッチを行います。筋緊張が取れると負担を軽減する事が出来ます。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症自体をEMS(電気治療)や鍼治療、筋膜ストレッチで治すことは出来ません。ですが坐骨神経痛が出てしまった原因である神経根の圧迫や、椎間板が飛び出して神経の圧迫をして痛みやシビレなどを発生していることは和らげることが出来ます。運動神経に対しては筋膜ストレッチで筋肉をほぐして筋の緊張を取って血行をよくしてあげる。知覚神経に対してはEMS(電気治療)や鍼治療を行い症状が出ている所に直接刺激を与え痛みを和らげてあげる。このメニューを行うとシビレや痛みがなくなってきて歩行などが楽になります。
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改善するために必要な施術頻度は?
症状の重さ進行度により施術頻度は変わってきますが、人の細胞の生まれ変わる周期が3ヶ月周期と言われているので最低でも改善までは半年以上が必要となってきます。3ヶ月で痛みがなくなってもまた同じ状態に戻ってしまう可能性が高いからです。症状が強く出ている段階では週に3〜4治療出来ると良いです。症状の強さにより治療頻度を週2に減らし症状が出なくなった後もメンテナンスとして継続することが大切です。
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坐骨神経痛関連でよくある質問と回答
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Q. 坐骨神経痛はどうして起こるのですか?
A. 坐骨神経痛はお尻の筋肉(梨状筋)が固くなることによって筋肉の間を通っている神経が圧迫されることによって引き起こされる症状です。
原因としては主に腰椎疾患が多く、中でも腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアが特に多い病名になります。
痛みが出る姿勢としては高いところのものを取る動作や、腰ひねる動作、背筋を伸ばすような姿勢が神経の通り道を狭めてしまう姿勢になるので症状が強く出てしまいやすい動作になってしまいいます。
症状としてはお尻から下肢にかけて痛みや痺れを感じることが多いです。 -
Q. 坐骨神経痛の治療法にはどんなものがありますか?
A. 坐骨神経痛の治療方法は原因疾患によって変わってきます。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が原因になっている場合には薬物療法などによる保存的治療がメインになってきますが、あまりにも症状が強い場合には手術が検討される場合があります。
薬物療法にはイタミンお原因になっている腰椎の神経やその周辺に局所麻酔を使用したり、筋肉の緊張を抑えたり血管を拡張するような薬が使われることがあります。
その他でいうと痛みの緩和や日常生活の質の維持を目的としたリハビリを行うこともあります。 -
Q. 坐骨神経痛を自宅で治療する場合、どのようなことをしていけばいいでしょうか?
A. 坐骨神経痛の症状を緩和させていくためにご自身でできる方法として自宅でストレッチを行うことや、腰やお尻の筋肉に負荷がかかるような姿勢になってしまう時間をできるだけ減らしてもらう必要があります。
デスクワークや立ち仕事などで長時間同じ姿勢を取らなければいけない状況は腰やお尻の筋肉を硬くしてしまう原因の一つになってしまうので、定期的にお尻や腰回りのストレッチをしてもらったり、当院でおこなっている矯正治療や鍼治療に通ってもらって筋肉の緊張を緩め身体に負荷がかかっている状態からなるべく解放してあげることが重要になってきます。
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